いいのかわるいのかはおいといて・・・

昔、『広く浅くでいいと思ってるから』と、ある友人は言った。
勿論、人とのつきあい方のこと。
(へえーそうなんだ。なんか、若くしてその考え方って冷めてないかい?)とちょっと思った。
でも実際、それを実践してるようには思えなかった。
彼女の性格は、とてもサバサバしてて、でも情に厚くて、男前。
嫌なことは嫌だとハッキリ言うけど、それはワガママじゃなくて筋が通ってた。
仲良くなると、すごくよくしてくれるし、助けてもくれるし、優しかった。
弱いトコもあって、たまに頼られると助けたくなるような時もあった。
それに加えてすごく面白いので、常に彼女に吸い寄せられる友人たちにとりまかれ、賑やかな状態。ワタシもある意味そんなとりまきの1人。

彼女の言う『広く浅く』っていうのは、とにかく誰とでも楽しくやれればいいし、相手が実際どんな人だとか、この人とつきあうとこの先どうなるとかなんとか、後先の事は特に深く考えないっていうスタンスだったのかな?それって彼女の天性の大らかさと強さから来るような気がする。

ふとそんなことを思い出した。
最近、自分がその反対だという気がしたから。
計算というのともちょっと違うけど、この人とはなんとなく合わないとか、ネガティブなオーラを持ってそうとか、この人といるとリラックスできて素の自分が出せる、この人は包容力のある人だとか、そういうことにやけに敏感。そして、合わないと直感する人を避けてしまう傾向にある。合わない人って要するに自分とどこか似てる人なんだけどね。ぶっちゃけ自分のこと、やっぱりまだ好きではないから。だからどっか同じ匂いが漂ってくる人を避けがち?自分を見たくないから避けている?傲慢さの現われ?まあ簡単に言うと、好き嫌いが激しいということ。

『人を選ぶ人は自分も人から選ばれる』
そう思う。でも、彼女のように誰からも愛されなくても、限られた人だけに愛されるというのでいいやと思う。そう、『広く浅く』の反対、『深く狭く』型だなきっと自分は今のところ。
by cinnamon-didier | 2006-01-20 12:00 | 思ったこと
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