ESLでのちょっと嬉しいエピソード
ESLでのちょっと嬉しいエピソード_d0062971_1164834.jpgcinnamonが通い始めたESLの生徒は、中国人、メキシコ人、ロシア人、イラン人、日本人という人種構成(先生はアメリカ人)。大体人種ごとに固まって座るが、何かディスカッションするような時には、先生によってシャッフルされる。今日ペアを組んだのは3年前に渡米してきた中国人マダム(?)。指示された内容を話し終えて雑談をしていた時、彼女が急に、「私は日本人が好きなのよ」と言い出した。なぜならば・・・・・・彼女はその単語が出てこなかったようで、電子辞書でちょっとばかり時間をかけて懸命に検索し、「これよ!」という風に指し示してくれた。その言葉は「polite」。
ESLでのちょっと嬉しいエピソード_d0062971_11201458.jpg丁寧な、とか礼儀正しい、とか思いやりがある、などという意味だ。常にgoing my wayな印象の中国人サマ(失礼!)がそんな風に見ていてくれたなんて。だがこう思わせたのは新入りのcinnamonじゃない。彼女が今までに接してきた日本人たちがその印象を与えたのだろう。彼女は日本にも旅行したことがあるそうだ。誇らしいような、くすぐったいような気分で、思わず「ありがとうございます!私も中国の食べ物が大好きです」とトンチンカンな返事をしてしまった。嬉しくもあり、少し身が引き締まる思いがした。せっかくこんなイメージを持ってくれてるんだから、それを壊すまい、彼女を落胆させるまいって。
ESLでのちょっと嬉しいエピソード_d0062971_1130838.jpg日中間の国際情勢が危うい局面の今、親日家の方の存在は非常に有難い。過去のことが火ダネになっているが、今を生きる一人一人がこのような印象を与えることができれば、きっと「過去は問題でない」と思って貰えるのかもしれないと思う。彼女のこの発言は真摯に受け止めよう。 そして実はもう一言・二言、彼女からちょっと嬉しいお言葉を頂いて、単純なcinnamonは調子に乗ったのだが、それはごく個人的なことなので伏せておくことにする。
今日のおやつはコーヒークレープ。おろしたてのコーヒーで作ってみた。生地にもたっぷりコーヒーを混ぜ込んで。

by cinnamon-didier | 2005-06-24 11:50 | 思ったこと
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